子どもの学費は学資保険で準備!の思考回路がダメだと思った理由
こんにちは!(@huuko23)です。
私は去年第一子を出産した新米ママなのですが、皆さん子どもができたらまず第一にこのことを心配しませんか?
子どもの学費問題
私が学費を準備する思考パターンはこうでした。
「なんか学費って高いんでしょ〜?えー・・・貯められるかな〜?なんか心配。だからみんなが言ってる学資保険に入ればいいんじゃないの〜?」
でもね、我が家は最終的に学資保険いらないって考えに至りました。
そもそも学資保険って?
子どもの教育資金の確保を目的とした保険のことで、基本的な保証内容は他の生命保険などと同じく、毎月決まった額の保険料を払い続ければ、主に祝い金や満期学資金として、契約時に決めた子供の年齢に合わせた給付金が受け取れる保険のこと
学費の中で一番お金がいる大学入学に合わせて満期時期を設定し満期金額を学費に当てる貯蓄と子どもが18歳までに保険納付者に「万が一」があった場合それ以降の支払いが免除となり満額金額を受け取れる保障を兼ね備えているものです。
ぶっちゃけ学費ってどれぐらいかかるの?
私は学費がどれぐらいかかるか知りもせずに保険窓口の人の言われるがままに保険に加入するところでした・・・(危ないー!)
一般的に、
3歳〜大学までオール公立で1000万円
3歳〜大学までオール私立で2500万
と、言われています。
ですが、内訳見ておいおい!って突っ込むところがあったんです。
それは学費に
学校外活動費が含まれていること。
つまり、習いごとや塾の費用も入っているんです。
塾や習い事をしなくても学校には行けますよね?
なのでそのお金は必須ではないと思うんです。
学校外活動費まで含めた内容で保険金額を決めて高い学資保険に契約されないようご注意ください。
学校外活動費を除くと実際は小〜高校までで約180万円ほどでした・・・
※小〜高校まで公立と考えて※高校授業料は無料の場合
大学は国立で518万(入学費+在学費)
私立文系で690万
私立理系で812万
学校外活動費を除けば約1000万あれば私立理系でも
通えそうじゃない!
学校外活動費は月々の余裕資金でどれだけ拠出できるかですかね。
子どもの学費は学資保険・・・ではなくても良い?!
マイナス金利のこのご時世、学資保険の返戻率ってどれぐらいなのでしょうか?
2017年の保険料改正で学資保険は元本割れする商品も出てきているみたいです。
その中で人気と言われているソニー生命の学資保険。
大学入学準備用に設計されているII型を見てみると・・・
シミュレーション例
被保険者(お子さま):0歳 男性
ご契約者:30歳 男性
計算基準日:2018年02月01日
学資保険(無配当) Ⅱ 型 17 歳満期
基準学資金額:200 万円
保険期間:17 歳
保険料払込期間:17歳まで
保険料払込方法:個別扱月払
保険料:9,660 円
払込保険料総額 1,970,640円 返戻率 約101.4%
返戻率1.4%!!
200万円ー197万640円=2万9,360円
17年かけて約3万円増やすイメージです。1年だったら約1,800円しか増えません。
う〜ん・・・17年もお金を貯めてこれだけしかリターンが得られないのか・・・
(しかも貯金のように貯めたお金を自由に引き出せない)
今のご時世は貯蓄と保証は分けて考えた方が良さそうに感じました。
他の商品を見てみると返礼率を上げるために外貨建ての養老保険が学資保険がわりに販売されています。
留学するならまだしも、国内の大学に進学するための資金をなぜ
ドル建てで用意しなければならないのか・・・
円建てに比べて返戻率が高く魅力だと惑わされそうになりますが、
●保険会社の手数料+為替コストがかかる
●為替リスクがある
といったデメリットもあり、リターンは円建て保険にちょっと毛が生えたぐらいだったり元本割れしてたりする場合も・・・!!
デメリットが大きくあまりメリットを感じることができません。
また、保険での貯蓄には
・現在の金利で契約するとその金利のまま運用される(金利が高くなった場合損する)
・保険だけではインフレリスクに対応できない
といったデメリットもあります。
保険商品での貯蓄だけでなく+αで学費を貯蓄することが必要かもしれません。
ただ、保険も一時払い(全期前納)や払込期間をうーんと短くすればその分返戻率は上がります。
まとまったお金があればこいった工夫をして保障をかけつつリターンを取ることはできるかもしれません。
我が家の決断は?!
まず、あれだけ学資保険は不要であると話しておきながら、
実は子どもが生まれる前から学費貯蓄目的で18年払込満期の終身保険に加入してしまっています・・・OMG!!
学費が具体的にどれぐらい必要なのかわからないまま、
公的な奨学金制度などを十分に理解してない状態で
みんなが入ってるからとなんとなく保険に入ってしまったが故の過ちです。
その保険は大学の入学費用を準備するためのものなので、
それ以外の学費資金を我が家は投資信託&貯金で準備することを決断しました。
●2018年からスタートした積み立てNISA
●イオンカードセレクトとイオン銀行を利用した貯金
この2本立てで子ども2人分ぐらいの最低限の学費を準備していきたいと思います。
(家族構成の目標を子ども2人と考えているため)
積み立てNISAやイオンカードセレクトの魅力についてはまた後日記事にしたいと思います。
本日はここまで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事のまとめ
●学資保険とは満期金額を学費に当てる貯蓄とそれまでに保険納付者に
万が一があった場合の保障を兼ね備えたもの。
●しかし、保険料の改定から元本割れする商品も現在は多い。
●外貨建て保険の返戻率に惑わされるな。
●学資保険だけでなく貯蓄には他の対策も必要。