あなたに必要な必要保障額っていくら?共働きは要注意!
こんにちは!(@huuko23)です。
なんと先日、保険の損切りをして来ました(T ^ T)!!
結婚後すぐに加入した終身保険だったのですが、必要性がなくなったからです。
何故、損切りかというと・・・
まだまだ支払い年数には達しておらず、解約返戻金は元本より低い状態なのです。
でも、ズルズルと貯蓄性も乏しい保険にお金を払うのも惜しいので
ここはスパッと解約しました。
今回は正しい生命保険の入り方について記事を書きました。
時間が無い!というお忙しい方には「まとめ」だけを読んでも十分理解できる内容になっていると思います!!
どうか、面倒臭がらず正しい知識を身につけてくださいね。
- 保険大国日本〜その保険、要りますか?〜
- 手順その①日本の社会保険制度について理解する
- 手順その②自分にもしもの事があった場合の遺族年金を把握しよう!
- 手順その③遺された家族が生活に必要なお金を試算しよう!
- 手順その④ 現在の金融資産、遺族年金で足りないお金がいくらか把握しよう!
- 最後に・・・
- この記事のまとめ
保険大国日本〜その保険、要りますか?〜
思い切ったタイトルになってしまいました(笑)
日本人って心配性な方が多いですよね。
自分にもしものことがあると今後の生活ってどうなるんだろう?大丈夫かな?
そして追い討ちをかけるように不安を煽ったCMが流れています。
日本って確たる理由はないのに、
「保険は入るもの」という意識が根強くないですか?
日本の社会保障制度について理解してから保険に加入している人って
少ないんじゃないのかなと思います・・・
懺悔しますが、、、
私も「なんとなく保険に入っといたら安心だから」と深く考えずに保険に加入した人です(泣)
そしてここに明言します。
なんとなくで保険に入った人は絶対に後悔します!
何故なら、保険って実は家や車を買うほど大きな買い物なんです。
私はそのことに最近気づきました。
では、正しい保険の入り方について説明していきたいと思います。
手順その①日本の社会保険制度について理解する
そもそも、民間保険を利用する前に保障の基礎となるのが公的な社会保険制度です。
社会保険についてはだいたいこの5つの保険に分けられます。
働いている人を例にすると、給料から社会保険料として
・健康保険
・雇用保険
・厚生年金保険
・介護保険(40歳以上から被保険者となる)
が、強制的に引かれていると思います。
給与所得がある人はもう5つの公的な保険には入っているんだ!
<もしもの時の公的な保障内容の一例>
入院費がかかった場合 |
高額療養費制度 |
病気・怪我で働けなくなった場合 |
傷病手当 |
障害の状態になった場合 |
|
自分にもしものことがあった場合 |
遺された家族に遺族年金 |
結構保障が行き届いていると思いませんか?
以前は日本も公的な福祉内容が充実しておらず、民間保険に対するニードは高かったと思いますが、今は公的な社会保険充実してきているため民間保険の必要性ってそんなに高くないと思います。
でも、「保険は入るもの」という意識だけが強く残って一人歩きしてる状態のように思えてなりません。
手順その②自分にもしもの事があった場合の遺族年金を把握しよう!
手順①でお伝えした通り、自分にもしものことがあった場合は遺された家族へ遺族年金が給付されます。
<公的制度ですでに準備できている給付金のイメージ>
●遺族基礎年金●
子のいる配偶者が受給対象。
子が18歳に到達する年度末までが遺族基礎年金の受給期間となります。
約100万円/年 (基礎額:78万100円加算額:子一人につき22万4500円)
●遺族厚生年金●
受給できる範囲は妻、子、死亡当時55歳以上の夫、父母・祖父母(支給開始は60歳から)となります。
老齢厚生年金(報酬比例部分相当)の4分の3が受給者死亡まで給付されます。
平均標準報酬月額・平均標準報酬額で算出すると約60万円/年
!注意!
①子のない30歳未満の妻が遺族厚生年金を受給する場合は支給期間5年間と短い。
②共働きであった妻が死亡した場合は夫が受給対象ではなく、子が受給対象となるため18歳で受給資格がなくなってしまう。
奥さんが亡くなった場合に旦那さんがもらえる給付金って少ないんだね!!
上記サイトの記事では夫がもらえる遺族年金は妻がもらえる遺族年金よりも約3000万円少ないケースもあるといった内容が書いてあります。
共働きの方はぜひ一度、読んでください。
●中高齢寡婦加算●
遺族厚生年金を受給する妻には40歳から65歳になるまで中高齢寡婦加算として約58万5100円/年(※平成27年度の年金額)が加算されます。
これも妻が死亡した場合の夫は受給対象ではありません。
●老年基礎年金●
遺された家族が受給資格(25年以上加入)を満たしていた場合、65歳から支給されます。
遺されたのが妻と子一人の場合は
・子どもが18歳になるまでは約160万円/年
・その後、妻の老年基礎年金支給までの間は約124万円/年
が遺族年金として支給されます。
手順その③遺された家族が生活に必要なお金を試算しよう!
※ここでは夫が亡くなったと仮定します。
遺された家族が今までと同じような生活ができるよう、今現在の生活費を基準に試算します。夫が亡くなった場合は夫の固定費は減るのでその分を引いた額になります。
もっと簡単に計算する場合は、
●現在の生活費(月額)×70%×12×子ども独立までの年数
子どもが独立後は子どもたちの固定費を引いた額として
●現在の生活費(月額)×50%×遺された妻の平均余命
で計算します。
それに子どもの教育費を足したり、家のメンテナンス費などを足します。
その合計が遺された家族に必要な生活費の額となります!
手順その④ 現在の金融資産、遺族年金で足りないお金がいくらか把握しよう!
あらかじめ遺族年金で準備ができているお金や自分たちの金融資産を足しても遺された家族に必要な生活費には足りない場合にやっとここで民間保険の出番です!!
家族に必要な生活費ー現在の金融資産や遺族年金の合計額=必要保障額
上記の式で出た足りない部分が民間保険で必要な保障額です。
我が家は2000万ほど足りなかったので、掛け捨ての生命保険を契約しました!
この足りなかった部分、自分たちの金融資産で賄えているのであれば、
そもそも生命保険に入る必要なんてないんですよね。
最後に・・・
いかがだったでしょうか?
不安だしなんとなく保険に入るって方、結構多いですよね。
でも、その選択は間違っています!
面倒臭いことかもしれませんが、自分たちの必要保障額をしっかり把握してほしいと思います。
保険って、ほとんどの人が損をする設計になっています。
マイナス金利となっている今、保険の貯蓄性は少ないです。
保険を使って確実に資産形成をしていきたいのなら、今はオフショア生命保険ぐらいなんじゃないのでしょうか。
この記事のまとめ
●民間保険は日本の社会保障で足りない部分を補綴するもの
●だから必要最低限の保険に入ればそれで十分
●遺族年金は共働きの妻が亡くなった場合、夫が受給できる額は極めて少ない!!!
●自分たちの現在の金融資産が十分あれば民間保険に入る必要性は少ない
●日本の保険では儲からない