保育園家庭こそIDecoをやるべき理由とは?
こんにちは!(@huuko23)です。
この4月から職場復帰できることが決定致しました!
保育園デビューする家庭の大きな心配事って
保育園料じゃないですか?!泣
保育園料って結構な割合で家計を圧迫しますよね…
時短勤務だと手取りの半分ぐらい保育園料に消えてしまうなんてことも…
家のローンもしくは家賃も払ってさらに保育園料も払って…あれ?
「なんのために働いてるんだっけ?」
なんて考えてしまうこともあるのではないでしょうか。
そんな共働きのパパさん、ママさん、朗報です!!
IDecoをやっていると
保育料が安くなる場合があります!
IDecoって何?
老後の資金は年金だけで足りるか不安・・・
そんな方々のために、自分たちで老後資金を作る「もう一つの年金」です。
それなら自分たちで貯金すればいいんじゃないの?
いえいえ!IDecoの節税効果は絶大で、メリットがあるんです!!
1つデメリットがあるとすれば、運用資金は原則60歳になるまで引き出すことができません。ここだけは注意が必要です。
①掛け金は全額所得控除にできる!
そのおかげで所得税・住民税がお安くなります!
給料収入がある人で考えると、
収入金に対する税金を決める際、
給料所得控除・所得の基礎控除のみしか控除できなかったのが
それらに加えて掛け金全額が所得控除として引けるようになるんです!!
<例:給与収入500万の所得税の場合>
月々の掛金 2万3000円として
※住民税の場合は基礎控除が33万円になります!
5万7900円も節税することができました!!
IDecoをやることで増えたお金として考えられますよね。
これ、利回り計算すると21.6%という驚異の数字です!
②運用中に得た利益は非課税
通常での証券口座で運用した投資信託は利益に対して約20%の税金がかかります。
ですがIDecoで運用した投資信託に関しては税金がかかりません。
例として運用して2万円の利益が出たとします。
通常だと2万円に対して20.315% 4063円税金で引かれます。
これがIDecoだと非課税になります!!
③受け取るときも控除が受けられる
運用した資産は60~70歳までの間に、「一時金」「年金」「一時金と年金の両方」の
3つのいずれかの形式で受け取ることになります。
●一時金の場合の控除
【退職所得控除が適応されます】
退職所得の金額(課税対象)=(収入金ー退職所得控除額)×1/2
<退職所得控除額>
勤続年数 |
退職所得控除額 |
|
20年以下 |
40万×勤続年数(最低80万) |
|
20年超 |
800万+70万×(勤続年数ー20年) |
つまり課税されるのは控除を受けた差額の半分だけ。
退職金が多い場合は退職金を受け取った年とずらすなどして課税対象を減らすこともできます。
●年金受け取りの場合の控除
【公的年金等控除が適応されます】
65歳までは控除額70万円
65歳以上は控除額120万円
余談ですが、個人年金保険で受け取る年金はその他の雑所得扱いとなるため、控除がありません。(収入金額ー必要経費の差額が課税されます)
認可保育園の保育料を安くする仕組みとは?!
さて、本題に参りましょう。
認可保育園の保育料は住民税の額に応じて決まりますよね。
(正確に言うと市町村民税の所得割額です)
(前年所得金額ー所得控除)×税率6%
で所得割額が決定されます。
この、所得控除にIDecoの掛金を全額入れることができるのです!
ちなみにですが、住宅借入金控除やふるさと納税による寄附金控除は税額控除扱いなので保育料を安くすることはできません。
えぇ?!なんで!!
なぜなら保育料を決める額は課税所得に所得控除を引いた段階のところで決まってしまうからなんです。
しかし、IDecoの場合は所得控除の所に掛金が入るため、保育園料にも影響が出ると言うわけです。
住んでいる自治体の保育料階層区分の設定により金額にばらつきがありますが、
1つ階層が下がると2000円〜3000円月々安くすることができます。
1年で考えるとトータルで2万4000〜3万6000円!
それに加えて所得税・住民税も万単位で安くすることができるのですから、
IDecoの節税効果は大きいです!!
保育園料が安くならない場合もあるので注意!
さて、保育園料も安くなってるかな?あれ?!
変わってない?!?!
IDecoやってるのになんでだ?!
そうなんです。保育園料が変わらない場合もあるので注意が必要です。
それは保育料を決める階層区分が少ないと所得割額が減っても変化がない場合があるんです。
区分が8段階程度のみといった場合には保育料に変化がないケースもあるので注意です。
最後に・・・
いかがだってでしょうか?
保育料のために働いている・・・なんて状態の方も
節税することで手取りを増やすことができます。しかも節税はノーリスク!
知るか知らないか、やるかやらないかで大違いです。
長生きリスクに備えて今から老後資金を作ろうかなと考えているのであれば、IDecoはオススメの制度です。
私の個人的意見ですが、貯蓄したいのであれば
貯蓄性を謳った変な民間保険を契約するよりもこういった公的制度の利用を第一にするべきだと思います。
この記事のまとめ
●保育料はIDecoで安くすることができる。
●IDecoは掛金全額を所得控除にできる。
●しかし60歳までは運用資金を引き出せないので注意が必要
●保育料も区分が少ないと、IDecoで所得割り額を変更しても変化がない場合がある