学費資金を積み立てNISAで準備!その理由とは?
こんにちは!(@huuko23)です。
前回の記事では現時点での学資保険のデメリットについて説明しましたが、
今回は我が家がなぜ積み立てNISAで学費を準備しようと考えたのか、
その理由をお話ししたいと思います!
そもそもNISAって何?!
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
参照:金融庁HP
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がついています。
なるほど、利益が出れば20%分非課税!
NISA口座で保有している金融商品が値下がりした後に売却するなどして損失が出た場合でも、他の口座(一般口座や特定口座)で保有している金融商品の配当金や売却によって得た利益との相殺(損益通算)はできません。
現在、NISA口座以外の口座で保有している金融商品をNISA口座に移すことはできません。また、NISA口座で保有している金融商品を、他の金融機関のNISA口座に移すこともできません。参照:金融庁HP
損失が出てもそこを補償したり、一般口座や特定口座との損益通算はできませんよと言うことかな?!
要するにNISAとは利益がでたところは非課税になりますよということなんですね。
具体的に非課税となるメリットはどんなものなのでしょうか?
例として
100万円分で投資信託を購入
その後、値上がりし150万円で売却したとしましょう。
特定口座や一般口座の場合だと・・・
(利益) (税金)
50万円 × 20.315% = 10万1575円
約10万円程度が税金として引かれてしまいます。
これがNISAだと0円(非課税)になるんですね!
さて、メリット・デメリットが分かったところで次は種類について調べて見ましょう。
NISAにはどんな種類があるの?違いは?
2018年1月から開始された積み立てNISAが加わり、現在は3種類あります。
|
NISA |
ジュニアNISA |
積み立てNISA |
年間投資額 |
120万円 |
80万円 |
40万円 |
非課税期間 |
5年(※1) |
5年(※2) |
20年 |
口座開設可能期間 |
2014年〜23年まで |
2016年〜23年まで |
2018年〜38年 |
投資商品 |
|||
資産の途中引き出し |
可能 |
条件あり(※3) |
可能 |
※1 期間終了後、翌年設定される非課税口座へ移管可能(ロールオーバー)
※2 制度終了の2023年以降も利用者が20歳になるまで非課税保有可能
※3 原則、その年の3月31日において18歳である年の前年12月31日まで払出不可
それぞれの違いを表に列挙しました。
この非課税枠を自分のライフプランに照らし合わせて、
・どういった必要資金を
・どのタイミングまで
非課税枠として運用していくか
を考えることが重要ではないかと思います。
今、まとまった資金が手元にある場合はNISAやジュニアNISAを使うのもありかと思います。
積み立てNISAがなぜ学費資金準備に向いてると思ったか
一言で行ってしまえば、非課税枠が20年間設けられているからです。
おそらく学費が一番かかるのは大学だと思います。現在0歳の子どもが大学入学ぐらいの時期に資金を準備しておこうと思うと、積み立て期間は10年以上と見積もる方が多いでしょう。
非課税となる総額を計算してみても、
(積み立てNISAの場合)
毎年40万円 × 20年 = 非課税投資総額は800万円
(NISAの場合)
毎年120万円 × 5年 = 非課税投資総額は600万円
となります。
積み立て期間を18年程度と見積もり、かつ非課税総額が多いので私は積み立てNISAを選びました。
ここで1つ注意しておきたいのは、
NISA口座と積み立てNISAの口座は併用して運用することはできない
ということです。
一人につき1口座までなので、どちらも使いたい場合はご家族でNISAと積み立てNISA口座をそれぞれ開設する必要があります。
投資信託の運用ってどんなものなの?!
では、学資保険と積み立てNISAで運用した場合のリターンはどんなものなのでしょうか?
17年という長い長い時間を使って貯蓄性を求めるのであれば投資信託が有利ですね。
これを踏まえて我が家は貯蓄性を優先し、積み立てNISAで学費準備を決断したのです。
(だってだって!56万円も差が出てるんですもの(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭⁾⁾)
積み立てNISA口座開設はネット証券がオススメ!
積み立てNISAで取り扱っている商品は金融会社の口座によって種類や数が違います!
金融機関名 |
合計本数 |
最低購入金額 |
SBI |
123 |
100円 |
121 |
100円 |
|
105 |
100円 |
|
6 |
1000円 |
|
12 |
1000円 |
|
12 |
1000円 |
などなど・・・
口座開設を済ませてもいざ運用しようとした時に、自分が欲しい投資信託商品がなかった!ということがないように気をつけてください。
また、積み立てNISAなどの長期運用では手数料などのコストでリターンが大幅に違ってきますので、ネット証券などコストが比較的安く設定されているところを選ぶのがベストだと思います。
ハピタス経由でネット証券口座を開設するとポイントがもらえてお得です♪
私はSBI証券口座をハピタス経由で開設して4000ポイント(4000円相当)をゲットしました!
最後に・・・
さて、積み立てNISAで学費資金を準備していくと言われている方は多いですが、学資保険がわりになる!ということではありません。
貯蓄では学資保険と投資信託ではこれだけリターンに差が開いてしまいますが、学資保険は途中で親(保険料払込者)に万が一のことがあった場合は保険料の払込が免除されるという保証がついています。
しかし、学資保険以外にも生命保険などで自分に万が一があった場合の遺された家族への生活資金が確保できるように死亡保証額を見積もって保険に入っている場合は、改めて学資保険に入る必要性は低いかと思います。
・・・もちろん、みなさん保険に加入する時は自分達の必要死亡補償額を見積もって入ってますよね??
え?!営業の方に言われるがまま加入したですって?!?!
死亡補償額が過剰に掛けられている可能性が・・・・
自分に万が一があった場合、具体的にどれぐらいのお金が出るのでしょうか?
遺族基礎年金(受給要件・支給開始時期・計算方法)|日本年金機構
一度計算して見るのもいいと思います。
我が家も今年は保険のダイエットに励みたいと思っています。
この記事のまとめ
●NISAとは利益が出たところが非課税になる公的な制度
●積み立てNISAは長期間積み立てて資金を準備したい人に向いている
●口座はネット証券での開設がオススメ!
●生命保険に入っているのであれば学資保険は改めて必要ではない